ロングについて

どうも。
最近更新をしてなかったので罪悪感を感じていたので今週も更新します。
今週は少しニッチな話題になってしまうので、オリエンティアじゃない方はすいません。
ちょっとまとまりはないですが、僕のロングへの愛が少し伝わればうれしいかなと(笑)

僕はこの夏の世界選手権でロングを走ります。

ロングといえば、1レース90分位かかるなかなかタフなレースですが、世界選手権だとさらに過酷で、トップ選手でも100分、僕だと130分を超えるレースになります。
まあこんな感じのコースですね。
Long_Men_map

これは去年の世界選手権です。
トップが100分、僕は138分かかりました。なかなか厳しい戦いでした。
そんなロングの醍醐味といえばロングレッグ。
こんな感じのものです。
worldcuptasmania_m21_3_blank

長いですね笑
これだけで3.5kmあるみたいです。

こんなかんじでロングはロングレッグか必ず出てきます。今日はロングレッグについて少し考えてみようかなと思います。

先ほどのロングレッグ、皆さんちょっと考えてみました?
人によってどれがいいルートかの考えは全然違うと思います。
オリエンティアの皆さんは知ってのとおり、そんな感じのルートチョイス議論が大きなレースの後は必ず行われますね。
ちなみに先ほどのルートチョイスの例はこんな感じ。
worldcuptasmania_m21_3

これを見ると雄大な自然に立ち向かうオリエンティアたちの強さを感じますね(笑)
ちなみに皆さんはどれがいいかわかりますか?

僕はわかりません。でも走ったらたぶんCとAを足したようなルートをとると思います。
ちなみにこのレッグのトップはDだったみたいです。でも他のルートでもみな大差はありませんでした。

ここで一つ考えてみました。
ロングレッグを走るとき、どうやったら早く走れるかなと。

ロングレッグの思考プロセスはちょっと書くのは難しいのでだいぶ割愛します。
聞きたい方がいましたら、どこかで会ったときにでも一緒にロングレッグを考えましょう。

僕がロングレッグを走るときに何を考えているか、考えてみました。

オリエンテーリングは、ナビゲーションのスポーツといえども、結局早く目的地に着くことが一番大切です。
基本的にその前提を基に考えています。
そうすると、必然的に一番近い真っすぐが選択肢の上位になってきます。
あと、歩くとスピードが全力で走った時の3割位になると考え、歩く区間を減らそうと考えます。
歩く区間は、上り、急な下り、きつい藪などですね。そうすると必然的にルート上でそういった塊を探すようになります。
走れる区間はとにかくスピードを上げてタイムを稼ごうと思います。
走れる区間は、白い森、道などですね。

ここからは、ざっくり計算します。
端的にいうと、どかっと3次元で地図を見て、真ん中、左、右と走れそうなところとスピードが落ちそうなところを見つける。
それで大まかな方針を決めて比較する。比較は自分がどっちが早く目的地につけるかを客観的に考えてみる。
トップオリエンティアの松澤さんはこの段階で二人の自分を走らせるらしいです。
とにかくスピードが出せるところは頑張って走る。これ一番大事かも。いつも頑張って走ってます。
そんな感じかな。
僕がレッグを分割するのは、最後の段階かな。
全体が見えなくなっちゃうから。

なんかいまいちすぎる説明だ。。。どうすればいいのだろう。
こう書いていて思うのは、ロングレッグはある程度ロジカルにはできるけど、3次元感覚で考えるのは大事だということかな。
たぶん世界のトップ選手の考えるスピードが速いのは右脳で処理しているからなのかなと思ったりしてます。
3次元の意識は情報量の増加にもつながるし、大事だと思います。
特にロングレッグは、特に選択肢が多いので、考える余地がたくさんあります。
雄大なコースで、3次元的な思考をすることで、知的欲求が満たされる感じが好きですね。

何か気になっていることとかありましたら、というより、この記事でロングレッグに興味をもってくれたら、一緒にロングレッグについて語りましょう(笑)

まとめると、ロングレッグはオリエンテーリングの一番の醍醐味で、これを考えて走ることがあるからこそ、僕はロングが大好きってことですね(笑)
てなわけで、皆さんにもロングレッグの奥深さをちょっとでも知ってもらえたらなと思います。

おしまい

けがを抱えて思うこと

どうも。
更新が滞っていて大変もうしわけありませんでした。
これからは更新します。

今度は最近の自分の状況と思ったことについて書いてみましょうかなと思ってます。

オリエンテーリングをやっているといいこともあれば悪いこともあります。
最近だと、選考会でいいレースができたり、合宿でしっかりトレーニングができたり、勝てたりといいことはありました!

ただ、私は3月から故障を抱えていて、あまり思うようにトレーニングができていません。
ちょっと悪いことですね。

とはいっても私は、大学2年の冬に捻挫で3か月走れなかったり、1年の時は貧血で1年棒に振ったりと、常に順風爛漫っていうわけではありませんでした。

そんな時に思ったことと今回考えたことを少しまとめてみようと思いました。

最近ダルビッシュ選手が復帰しましたね。
球速もけが前より速くなってますし、けがする前より強くなっている姿を見ると頑張ろうってなりますね。
特に彼の体作りに対する姿勢や考え方には気づかされるところが多いです。
特に、日本人は柔よく剛を制す精神が強いが、世界ではそれでは戦えないと言っていたことをよく思い出します。

オリエンテーリングでも、柔よく剛を制すことができるかなと思っていました。
しかし、北欧の留学や世界選手権の参加を通して思ったのは、ある程度剛がないと勝てないなということです。
特に外国の選手は間近で見ると感じますがとにかくタフです。
そんな選手に勝つためには、日本人の良さである柔を持つと同時に、剛も磨かなければいけないと感じました。
けがの時にもできることがあると実感できました。
同時にトレーニングのバリエーションを増やすことができてよかったです。
けがから復帰した後が楽しみになりました。

あとは、スポーツに取り組むものとして、けがにどう向き合うか、いろいろ考えてきました。
特に、けがをしているときは、焦りが先走り、つい無理してしまうことが多いと実感しています。
特に、大学2年生の時のけが、貧血の時は、焦りから無理をしてしまい、復帰までの時間を延ばす結果となってしまいました。
その時学んだのは、選手はトレーニング以上に、休むことは大切というものです。
特に、休むことはトレーニング以上に勇気がいることです。
また、休みとさぼりは紙一重のところにあると感じることが多く、それゆえに休むことは難しいと感じます。

私は、これから世界選手権、アジア選手権と控えています。
そのため、けがの復帰を一日でも早くしないといけません。
一方で、世界選手権の準備の期間が刻一刻と減っていく現状に焦りを感じることは多いです。

特に、こういった状況での自分の方向性の決定は、非常に難しいです。
そう思ったことが一つありました。

ちょうど今の時期に僕はスウェーデンにいるはずでした。
スウェーデンで世界選手権直前のトレーニングキャンプが行われていて、僕はそこで走っているはずだったのです。
しかし今僕は大学のパソコンルームでブログを書いています。
今まで僕は、けがをしても多少のことなら無理をして走っていました。
しかし、今回は、アジア選手権、世界選手権で確実に走るために、リハビリに専念することにしました。
この決断はなかなか難しかったです。
特に、航空券まで取っており、世界選手権前最後のテストの機会だったので、決断は簡単ではありませんでした。

今回の決断を通じて私は、決断はリスクを伴うものと感じました。
仮に私がスウェーデンに行って走ったら、けがを再発するリスクがあります。
スウェーデンに行かなかったとしたら、貴重な調整の機会を失うことになります。
どちらをとってもリスクです。
しかし、その二つに一つを取らなければいけません。
道を選んだ以上は、その環境でできることをしないといけません。
そして決断の責任は、自分にあります。

スポーツをするというのは、大きな意思決定の連続だなと感じた経験でした。
留学もそうでしたし、今の自分の境遇もいくつかの大切な意思決定の上にあるわけだし。
でも決めることは、大切なことだと思うし、しっかり自分で決めたら悪い気はしませんね。

こんなことを考えると、自分はスポーツを通じて成長できているかなと思い、少しうれしくなるひと時でした(笑)
スポーツから得るものは沢山ありますね。

まとまりがなくなってきたのでこの辺で終わり。

また書きます。ぐっばい