カテゴリー別アーカイブ: むずかしそうなこと

思考の整理

お久しぶりです。
最近また滞ってしまいました。申し訳ないです。

最近はいろいろありました。
特に自分はまだ学部生をやってますが、昨日は大学院の試験でした。
これに通れば9月から院生です。
自分の足をまた一つ前に進められますね。

最近ようやく怪我から復帰しました。
今回ばかりは、治るまで我慢をすると決めてましたので、完治ですね!うれしいです。

しかし気づいたら世界選手権まであと2か月を切りました。アジア選手権に関しては一か月を切ってます。
やばいですね。

そんな中で僕のコーチと意見交換しながら思ったことをつらつら書いてみようかなと思いまして。

2か月、60日、長いようで短いですね。
怪我明けでオリエンテーリングは2か月していません。
しかもあとオリエンテーリングはアジア選手権まで4回しかできない。
スウェーデン遠征もできなかった。
日本暑い。
遠征はつかれる。
走る力落ちてる。
期末もある。

考えることがたくさんあります。
やることもやりたいこともたくさんあります。
でも時間は有限。それぞれの選択にメリットもあればデメリットもある。
その中で最適で後悔のない選択をしたい。さあどうしよう。

前に競技に取り組むと選択の連続と書いた気がします。
今回もそれですね。

世界選手権までの2か月、どう過ごすかをどのように考えたか、忘れないように書いておこうかなと思います。

まず、時間は有限です。
2か月の中で自分が何をしたいか。つまり何かをとって何かを捨てないといけないわけですね。
僕は最初に頭によぎったことが大切だと考えています。
最初に頭によぎったのは、WOCのロングでした。
世界選手権ロングは、ウイニング100分、僕だと130分を超える過酷なレースです。
それを走るために2か月準備をしないといけません。
僕の軸は、『世界選手権ロングへの準備』に決まりました。
一つ軸が決まるとそこから逆算できます。

世界選手権ロングを走る。
でも国際大会は1年走ってない。しかもロングはこのままだと全日本以来になる。北欧も一年ぶり。
やばいですね。世界選手権ロングを走るためのこれらの準備が日本でできるか。
限界がある。
そうすると、海外に行くしかない。できればテストレースを一回走りたい。
そんな感じで考えました。
そんなこんなあり、来週から北欧に行ってきます。

ただ、この遠征久しぶりの一人遠征で結構ビビってました。
特に7月に遠征を行いアジア選手権や世界選手権に影響が出ないかを危惧したからです。
あと一人遠征はやること多くてそれなりに神経すり減るので(笑)

こんな時にコーチからいただいたアドバイスが効きました。
自分はいろんな考えが次々頭の中をよぎって視点が定まらず、なかなかまとまらないタイプなので、助かりました。

まず、自分の軸と大きな目標は何かを考えました。
それは、海外で結果を出すことです。日本人が今まで達成できなかったことを成し遂げることです。
そんな話をコーチとしているうちに、自分がかつて、一人でもどんどん他国のコミュニティに乗り込み、世界の舞台に立とうと取り組んでいたことを思い出しました。
一番大切な初心を思い出せました。
思えば、JWOC2009のとき、いつかこの世界で彼らと本当の意味で戦いたいと思った記憶がよみがえってきました。
最近自分は、こういったハングリー精神を失ってしまっていたなと思った瞬間でしたね。
というわけで、もう一度戦ってきます!!

またつらつら書いていくうちに話題がそれてしまいましたね。

思ったのは、物事にはメリット、デメリット、マクロ、ミクロな視点があるということです。当たり前ですが(笑)
マクロな視点は僕の場合、近い将来のWOCで結果を出して世界の舞台に立ち、戦うことです。
ミクロな視点は、今年のWOCで最大の成果を上げることです。
まずこれが前提ですね。
そのあとは、マクロの効果を最大化させるために動きながら、ミクロも高めていく。しかし当然両立は難しい。
たとえば、今回の場合、7月の遠征などのスケジュールは、マクロな視点では間違いなくプラスです。なぜなら、世界の舞台に一人でも飛び込んでいく、機会を逃さず挑戦していく姿勢は必要だからです。
一方、ミクロな視点に立つと、メリットもあれば、デメリットも目立ちます。なぜなら、WOCを8月に控える中遠征をおこなうことは、コンディションを犠牲にする可能性があるからです。
また、アジア選手権に出場するのも同じです。メダルが狙える大切な大会ですが、これもコンディションのリスクがあります。しかも暑い。
こうやって、マクロ、ミクロな目標と照らし合わせながら、視点を定め、一つ一つメリット、デメリットを洗い出し、分析し、選択していく。そしてこれらを成果に結びつけていく。
難しいですね(笑)

こういった考え方がなかなか自分はできなかったので、最近は自分の成長が感じられてうれしいですね。
特に、大学院か就活か、日本にとどまるか海外で生活するか、けがでもトレキャンに行くか行かないか、などこの半年は選択の連続でした。選択は難しく、時間制限もあります。でもなかなか楽しいです(笑)

最後に。
とは言っても最後は自分の気持ちじゃないかなと思います。
より自分がワクワクできる、より成長できると思うほうに行くのが一番じゃないかなと。
いくら合理的でも、充実してなきゃダメな気がします。
そう思うと、自分の選択は大変そうな未来も想像できるけど、充実したものになるんじゃないかなと気持ちは前向きです。
遠征も進学も将来目指してる海外留学も楽しみですね!

なんかまとまりなくなっちゃった気がしますが、最後まで読んでくれた方はありがとうございます(笑)

遠征したら現地からのレポートあります。たぶん。また見てね

ロングについて

どうも。
最近更新をしてなかったので罪悪感を感じていたので今週も更新します。
今週は少しニッチな話題になってしまうので、オリエンティアじゃない方はすいません。
ちょっとまとまりはないですが、僕のロングへの愛が少し伝わればうれしいかなと(笑)

僕はこの夏の世界選手権でロングを走ります。

ロングといえば、1レース90分位かかるなかなかタフなレースですが、世界選手権だとさらに過酷で、トップ選手でも100分、僕だと130分を超えるレースになります。
まあこんな感じのコースですね。
Long_Men_map

これは去年の世界選手権です。
トップが100分、僕は138分かかりました。なかなか厳しい戦いでした。
そんなロングの醍醐味といえばロングレッグ。
こんな感じのものです。
worldcuptasmania_m21_3_blank

長いですね笑
これだけで3.5kmあるみたいです。

こんなかんじでロングはロングレッグか必ず出てきます。今日はロングレッグについて少し考えてみようかなと思います。

先ほどのロングレッグ、皆さんちょっと考えてみました?
人によってどれがいいルートかの考えは全然違うと思います。
オリエンティアの皆さんは知ってのとおり、そんな感じのルートチョイス議論が大きなレースの後は必ず行われますね。
ちなみに先ほどのルートチョイスの例はこんな感じ。
worldcuptasmania_m21_3

これを見ると雄大な自然に立ち向かうオリエンティアたちの強さを感じますね(笑)
ちなみに皆さんはどれがいいかわかりますか?

僕はわかりません。でも走ったらたぶんCとAを足したようなルートをとると思います。
ちなみにこのレッグのトップはDだったみたいです。でも他のルートでもみな大差はありませんでした。

ここで一つ考えてみました。
ロングレッグを走るとき、どうやったら早く走れるかなと。

ロングレッグの思考プロセスはちょっと書くのは難しいのでだいぶ割愛します。
聞きたい方がいましたら、どこかで会ったときにでも一緒にロングレッグを考えましょう。

僕がロングレッグを走るときに何を考えているか、考えてみました。

オリエンテーリングは、ナビゲーションのスポーツといえども、結局早く目的地に着くことが一番大切です。
基本的にその前提を基に考えています。
そうすると、必然的に一番近い真っすぐが選択肢の上位になってきます。
あと、歩くとスピードが全力で走った時の3割位になると考え、歩く区間を減らそうと考えます。
歩く区間は、上り、急な下り、きつい藪などですね。そうすると必然的にルート上でそういった塊を探すようになります。
走れる区間はとにかくスピードを上げてタイムを稼ごうと思います。
走れる区間は、白い森、道などですね。

ここからは、ざっくり計算します。
端的にいうと、どかっと3次元で地図を見て、真ん中、左、右と走れそうなところとスピードが落ちそうなところを見つける。
それで大まかな方針を決めて比較する。比較は自分がどっちが早く目的地につけるかを客観的に考えてみる。
トップオリエンティアの松澤さんはこの段階で二人の自分を走らせるらしいです。
とにかくスピードが出せるところは頑張って走る。これ一番大事かも。いつも頑張って走ってます。
そんな感じかな。
僕がレッグを分割するのは、最後の段階かな。
全体が見えなくなっちゃうから。

なんかいまいちすぎる説明だ。。。どうすればいいのだろう。
こう書いていて思うのは、ロングレッグはある程度ロジカルにはできるけど、3次元感覚で考えるのは大事だということかな。
たぶん世界のトップ選手の考えるスピードが速いのは右脳で処理しているからなのかなと思ったりしてます。
3次元の意識は情報量の増加にもつながるし、大事だと思います。
特にロングレッグは、特に選択肢が多いので、考える余地がたくさんあります。
雄大なコースで、3次元的な思考をすることで、知的欲求が満たされる感じが好きですね。

何か気になっていることとかありましたら、というより、この記事でロングレッグに興味をもってくれたら、一緒にロングレッグについて語りましょう(笑)

まとめると、ロングレッグはオリエンテーリングの一番の醍醐味で、これを考えて走ることがあるからこそ、僕はロングが大好きってことですね(笑)
てなわけで、皆さんにもロングレッグの奥深さをちょっとでも知ってもらえたらなと思います。

おしまい