第29回東日本オリエンテーリング大会
[競技情報]
●テライン(競技エリア)
本大会の競技エリアは、瑞牆(みずがき)山の南西麓斜面にあたり、標高1200〜1500mの高原地帯に位置しています。
テラインは、比較的緩やかな片斜面の地域、尾根がそそり立つやや急峻な地域、さらに浸食により尾根沢が複雑に発達した地域などにより構成されており、多様なオリエンテーリングを楽しむことができる、まさにオリエンテーリングパークともいえるエリアです。テラインのほとんどが森林で覆われ、キャンプ場や植樹祭の際に建設された施設を除き、人工物を眼にすることはまずありません。また林の中の通行可能度は8割程度が走行容易+走行可能で占められ、非常に良好です。
川沿いを中心に岩や岩がけが数多く見られ、時には5mを超える巨大な石や10mを超える岩がけも散在し、川沿いの斜面などでは、通行に大きな影響を及ぼす場合があります。植樹祭の際に遊歩道が作られた部分を除き、全体的に道は少なく、常に正確なナビゲーションが要求されることになります。
こうしたテラインの性質上、コースはどのクラスでもおおむね難易度が高めに設定されており、その分距離を抑えたものとなっています。
●クラスの統合
申込者が10名以下のクラスのうち、下記のクラスについては、近接3クラス以内でのクラス統合を行いました(競技規則7.1.3)。
・男子クラス ・女子クラス
M16B、M18B →M16-18B W35A、W40A →W35-40A
M20B、M21B →M20-21B W16B、W18B、W20B →W16-20B
M35B、M40B →M35-40B W21B、W35B →W21-35B
M45B、M50B →M45-50B W40B、W45B、W50B →W40-50B
M55B、M60B →M55-60B
●地図縮尺の一部変更について
要項には地図の縮尺を1:10,000と記載していましたが、地図の見やすさなどの配慮からジュニアと初心者向けのコースに限り、1:7,500の縮尺を使用します(その他のクラスは予定通り1:10,000を使用します)。日本オリエンテーリング競技規則では1:7,500縮尺の地図の使用は認められていませんが、今回はJOA競技専門委員会、コントローラの許可を得て、試験的に導入します。
・1:7,500を使用するクラス:M14、M10、M16N、W12、W15N、W16N
●使用地図
縮尺1:10,000 、または1:7,500(M10、M14、M16N、W12、W15N、W16N) 等高線間隔5m。走行可能度4段階表示。A4判。コース印刷・ビニール袋封入済み。地図表記はISOM2000「International Specification for Orienteering Maps(オリエンテーリング地図に関する国際規定)」および「O-MAP作成規定」に準拠しています。コントロール位置説明はIOF記号を用います。ただしN(初心者クラス)は日本語表記を用います。前記規定の中には地図ごとに定義を定め、これを凡例に示すことで使用が認められている特徴物があります。この規定にしたがって以下のように記号を定めます。 |
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使用する地図の見本
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緑の○……独立樹
黒の○……炭焼き釜跡
黒の×……ほこら・石碑・看板など人工的な特徴物
★岩の表記について
このテラインには、多数の岩や岩がけが存在し、その表記を以下のような基準で表現しています。
1. 岩/おおむね1.5m以上のもの→通常の岩の記号で表記
2. 巨大な岩/おおむね3〜5m程度のもの→通常の大きな岩で表記
3. 超巨大な岩/付近の中でも巨大で特に目立つもの→実際の形と大きさで表記
4. 通行の障害にならない岩がけ/おおむね高さ1.5m以上で、斜面に対して片側しか岩面が露出していないもので、通行の妨げにならないもの→通行可能のひげのない岩がけ
5. 通行の障害になる岩がけ/おおむね高さ1.5m以上5m以下で、斜面に対して片側しか岩面が露出していないもので、通行の妨げになるもの→通行不能のひげのない岩がけ
6. 付近の通行に危険を伴う岩がけ/高さ5mを超え、その付近の通行に危険が伴うもの。川沿いの堰も含む→ひげの付いた通行不能の岩がけ
※詳しくは当日会場およびスタート地区に掲示する地図見本を参照してください。 |
●公式掲示板
競技に関する変更事項、重要事項を掲示します。参加者は必ず確認し、競技に参加してください。
●競技規則
「日本オリエンテーリング競技規則」および「主催および公認大会開催に関する規程」に従って運営されます。
●シード制について
競技規則9.1によりM21E・W21Eクラスにおいて、スタート時刻の指定にあたりシード枠を設けています。平成15年9月20日現在の日本ランキング(WOCスコードジャパン作成)において、ランキング順にM21Eが12人、W21Eが8人の選手をシード選手としました。スタート順については乱数によって決定しました。
★シード選手(数字はランキング順位)
・M21E(12名)/1.高橋善徳 2.柳下大 3.山口大助 5.紺野俊介 6.松澤俊行 7.加賀屋博文 10.円井基史 11.山本英勝 12.小泉成行 13.新隆徳 14.加藤弘之 15.許田重治
・W21E(8名)/1.塩田美佐 2.元木友子 3.渡辺円香 5.田島利佳 6.番場洋子 7.加納尚子 8.高野由紀 9.三好暢子
●My SIの使用
SIチップは主催者がレンタルしますが、自分のSIを使いたい選手は、10月7日(火)までに、電子メール(info@tortoise.jp)またはファックス(NPOトータス事務局:FAX048-712-4960)で、氏名、参加クラス、SI番号を連絡をしてください。大会当日の申し入れには対応できません。
My SIを利用される場合、大会受付でのクリアが必要となります。受付でクリアをしなかった場合、SIに記録が残らない可能性があります。必ず大会受付を通ってください。 |
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