【「八ヶ岳に熊が出現」について】
2003年8月21日(木)に、オリエンティアML上で「八ヶ岳に熊が出現」という報告がありました。
本件に関し、現地で目撃した当事者とトータス事務局の河野が8/23に面会し、目撃時の状況を確認しました。合宿中の農工大の学生と、中央大学のOB・OGのそれぞれ2名ずつ、計4名が、8月21日(木)の夕方に、甲信八ヶ岳高原のマップ内と八ヶ岳レジャーセンターのマップ内でそれぞれ熊と思われる動物を目撃しました。専門家ではないので、断定はできないものの、複数人の証言があること、その形状などから、熊である可能性は高そうです。
我々トータスとしても、現在、県の林務環境部や、大泉村、また付近に広大な別荘地を持つ泉郷などとも連絡を取り合い、早急に具体的な行動を進めるべく、対応策を協議中です。大泉村には、レジャーセンターの須田氏を通じて報告書を提出しました。今後、檻をしかけたり、ハンターによる駆除活動を行うという展開を想定しています。
ただ、トータスとしては、即テラインを閉鎖する、ということは考えていません。というのも、熊は出会ったら即、人を襲うわけではなく、基本的には、人に気づくと逃げていきます。また熊は行動範囲が広いため、一時的に出現しただけという可能性もあります。
とはいえ、安全が確認されるまで、当面の対策として、
・熊が出た地域とは離れている「旭山・堤山」(八ヶ岳レジャーセンターのフロントおよびトータス事務局で用意)の推奨
・5月の小海トレイルフェスティバルで使用したテライン(松原湖高原)の開放
を行なっています。
さらに、今後八ヶ岳で合宿をされる方々には、以下のことを守っていただきたいと考えています。
・早朝や夕方など熊の活動時間に森に入ることは、なるべく避ける。
・個人個人が、鈴などを携帯する(レジャーセンターにて貸し出し準備あり) ・撤収、設置などはできるだけ2人以上で行動する
・テライン内で食べ残しなどを捨てることは決してしない
・集合場所などに熊除けスプレー(レジャーセンターにて貸し出し準備あり)を持参する
また熊対策については、熊対策参照HPなどを参考にしてください。
八ヶ岳に熊が出たという話は、少なくとも私が八ヶ岳に通い始めた1984年以降、まったく聞いたことがありませんし、地元の人たちもかなりとまどっています。
レジャーセンターをはじめとして、八ヶ岳の周辺の方々は、我々オリエンティアを受け入れてくれる貴重な方々です。くれぐれも冷静な対応をお願いしたいと思います。
この件に関する問い合わせは、トータス事務局()までお願い致します。
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